【はじめてのTOEIC】何から始めればよいのやら
ふと思い立ち、TOEICに挑戦することにしました。
英語の勉強は30年ぶり。
同年代の友達と話をすれば、
「芸能人の名前が思い出せない」
「知り合いの名前が出てこない」
「何かをしようと立ち上がったが、歩いて行った先で何をしたかったのか分からなくなった」
なんて話題に事欠かないお年頃です。
そんな私が、手探りで始めたTOEICチャレンジを、恥ずかしげもなく公開してみようと思います。
私の恥が、もしも誰かの小さな勇気になることがあるならば、これ幸い。
なぜTOEIC?
これまでの人生、幸か不幸か、TOEICとは全くご縁がありませんでした。
就職する時も、就職した後も。
この度、長らく勤めた職場を退職して、フリーランサーのサイトに登録。
お仕事をいただくため、これまでの実績やスキルをマイページにモリモリ書きたいのですが、捻り出そうとしても出てこない。
実績はもちろんですが、スキルと言えるものがないのです。
ないのならば、これから身につけるしかない。
そうだ。
英語は嫌いではない。
1人で放浪の旅をしたことがあり、その時は英語で意思疎通していたはず。
前職の時、必要に迫られて、泣きながら英語の論文をたくさん読むハメになったこともある。
ここ10年くらいは英語を使う機会はなかったけれども、ちょっと頑張ってみようかな。
そうだ。
TOEIC受けよう。
そして私のチャレンジは始まりました。
“イングリッシュ・モンスター”に出会う
「TOEIC受けよう」と決めてみたものの、何から始めたらいいのか、まるで見当がつきません。
そんな時は図書館です。
昭和世代はアナログなのです。
図書館に行けば、何か分かるはず。
語学の棚で“TOEIC”の文字を探すと、思ったよりも少ないとは言え、何冊かありました。
そのうちの1冊が『イングリッシュ・モンスターの新TOEICテスト最強勉強法』。
読み始めてみると、著者の菊池健彦さんのエピソードが面白くて、あっという間に完読していました。
大学卒業後、洋書専門店の営業マンとなるが、厳しいノルマを達成できず、精神的に追い詰められて34歳で退社。
「イングリッシュ・モンスターの最強英語術」、菊池健彦、集英社、2011
その後、引きこもり生活に入るが、何もすることがないので独学で英語の勉強を始める。
しかし、7年後に貯金が底をついて引きこもり生活に終止符を打つ。
社会復帰して初めて受けたTOEICで970点をマーク。
以後、990点満点を24回記録(2010年12月現在)した驚異のイングリッシュ・モンスター。
菊池さんは海外に一度も行ったことはないけれど、ネイティブ・スピーカーと普通に話せる。
『ニューヨーク・タイムズ』を日本の新聞と同じくらいの速さで読める。
すごい。
そして、お金をかけずに(ここ大事)自力で勉強。
ものすごく勇気をいただきました。
そんな菊池さんが強調するのは、
・英単語をとにかく覚えること
・自分の好きなジャンルの英語記事を読むこと
・文法は慣れていくもの
ということで、まずは単語を覚えることから始めようと、30年ぶりに単語帳を買いに行ったのです。